【エッセイ】明日のことを考えず、今を生きてみることのかっこよさ
昨日、一昨日と仕事を休んだ
ひさびさに熱が出たからだ
「よっしゃ!!休める!!」って気持ちと「インフルだったらどうしよ」という2つの気持ちで分かれていた
インフルだったら…と心配してるのは職場の心配ではない
申し訳ないが、断じて違う!
申し訳ないが。
何を隠そう
今日友人の家に前乗りしてスノボに行く予定なのだ
「さすがにインフルの状態ではスノボは行けないだろう」
とその時の自分は思っていた
誠にアホである
インフルじゃなくても熱が出たなら行くべきではない
小学生でもわかる
むしろわからない人はいるのか
…
いや、いるのだ
ここに。
そう、今まさに僕は終電に揺られて友人の家へ向かっている
スノボへ行くのだ
正直昨日の晩の時点では行かない方に傾いていた
喉が痛く、体も若干だるかったからだ
今日朝起きて仕事に行き、午前中の間はやはり喉の痛みは引かず、行くかどうか悩んでいた
しかし!
今!!
スノボに向かっているということは!!!!
のどか痛みが!!!!
そう、治っていないのである
ふつうに痛い
唾飲むと全然痛い
多分これ扁桃炎だ
じゃあなぜこんな状態で行くのか?
疑問が湧くだろう
実はスノボがものすごい好きで、冬は毎週行く !!!!!
…
わけでもない。
別に冬一度も行かなくてもいい
職場でもらう外国のめちゃくちゃ怪しいお菓子くらい不要なレベル
本当は好きな人がメンバーにいるからどうしても行かなきゃいけない!!!!!
…
わけでもない。
全然いない
むしろ野郎しかいない
この中に女子がいても中学生みたいに男女別々で行動するくらい陰キャの集まりだからいない方がいい
ここまで書いてて自分でも思った
なぜ俺はスノボに行くのか?
正直自分でも謎である
なぜこんな状況で向かっているのか
今の自分さえわからないのに
明日の自分、はたまた未来の自分なんてわかるはずがない
大人たちは言う
「今の若者はやる気がない」と。
それは違う!
僕は声を大にして言いたい
若者は現代社会と戦うので必死なんだ!
少ない賃金から貰えるかもわからない年金を払い、残ったお金で生活費を賄えば、あっという間に底つきる
苦しい生活をしている外では大人たちが、やれ少子化だのやれ増税だの叫んでる
今を生きるのに必死な若者にその先を考えろなんて厳しすぎる!!
若者は明日に目を向ける余裕さえない現代と戦っているんだ!!!
今を生きるってすごくかっこいい
僕はそんな若者を誇りに思いたい
そして僕も、今を一生懸命生きたい
そのためにもスノボに行こうと思う
おしまい